住宅街の中の山小屋

やけくそだけどなげやりじゃない。のんびり流されるままゆらゆら。

関西フィルハーモニー管弦楽団 第255回定期演奏会 感想

前回の定期に続いてお昼の公演。関西フィルの定期=平日の夜ってイメージだったのでなんか変な感じ。

雨の日はシンフォニーホールの前の公園でツルッと滑って転けそうで怖いw

関西フィルハーモニー管弦楽団 - 大坂秋の陣2014

センチュリーとの対決?のチケットもう売ってるのかと思ってたら勘違いで5月9日発売。

ズービン・メータ指揮 イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団 公演概要決定!:What's New:NBS日本舞台芸術振興会

イスラエルフィルの曲目がチャイコフスキー交響曲第5番とわかったのでシンフォニーホールでもチケット売るんですか?ってロビーのチケット売りに聞いたらホールでは売らないって言われたけど、そういうものなのかな。海外オケってまだ聴いたことないから勝手が分からないけど、上のリンクに問い合わせ先として書いてあるのになー。

[プログラム]

ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲

 Claude Achille Debussy:Prelude a “L'apres - midi d'un faune”

フォーレ:「ペレアスとメリザンド組曲 作品80

 Gabriel Urbain Faure:“Pelleas et Melisande” Suite Op.80

ベルリオーズ交響曲「イタリアのハロルド」作品16

  (ヴィオラ独奏:G.コセ)

 Hector Berlioz:“Harold en Italie” Op.16

  (Viola Solo:G.Causse)

関西フィルハーモニー管弦楽団 - 第255回定期演奏会より引用)

 

祝日だし個人的に関西フィルのフランス物は楽しみだったので客席いっぱいかと思ったけど7割くらい?の埋まりで残念。こないだのブルックナーの時は、もの凄い変な席になってしまったのに今日は結構良い席だった。

ドビュッシーは印象に残るフルートの旋律で始まった途端、現実から抜け出して妖精がいるような異世界に連れて行かれた。弦楽器が今日、もの凄い引き締まって一糸乱れぬ動きって感じでアレ!?関西フィルの弦ってこんなに凄かったっけ!?って思うくらい。

奈良定期の時は少しバラついてる?って思ったけど今日は揃ってるし色っぽい艶やかな音色でビックリ。(ホールの音響が全然レベル違うからかも)

梅本さんと吉田さんのクラリネットが美しくてうっとり。大体こういう音色ってわかってるはずなのに聞く度に優しさ柔らかさに驚いちゃう。

デュメイの解釈は奇をてらった風じゃなくて正統派ドビュッシーだと思った。全曲とも今日は正統派解釈だったような。

休憩無しで次はフォーレ

4曲からなる組曲だけど3番目のシチリアーノは有名で自分も良く聞く。

シチリアーノ以外は知らなかったけどフォーレらしく穏やかで優しい曲。弦楽器のしっとりとした美しさに良い意味で寝そうになる。とにかく今日は弦が素晴らしいぞ!って何度も何度も思った。

木管とハープと相まってフランス音楽らしさが良く出てた。クラリネット綺麗。


Sicilienne from "Pelleas et Melisande" - Gabriel Faure - YouTube

後半はベルリオーズソリストのコセさんは超有名人みたいだけど自分は知らず。調べてみたらデュメイと一緒にCD出してるみたい。

プログラムに書いてあったけど使用楽器が1560年製のガスパロ・ダ・サロ。1560年って桶狭間の戦いの年だよ!約450年前の楽器の音が今日本で聞けるなんて本当に凄い。

大河ドラマ黒田官兵衛やってるけどあの時代に作られた楽器って!残ってるだけでも凄いのに演奏可能って!

イタリアのハロルドは数回予習した程度だけど、友の会限定コンサートで旋律を歌ってみようみたいなコーナーがあって歌ったのが頭に残ってて、何度もあの旋律出てきてる!間延びして、分解されてってのがわかって面白かった。

コセさんの音色はしっとりしてて柔らかくて暖かくて聴いたことないヴィオラの音だった。今までヴィオラ独奏って聴くの苦手だったけど、首席ヴィオラ奏者の中島悦子さんとか今日のコセさん聴いて考えがガラッと変わった。

今まで聴いたCDはギコギコ感出てるばかりだったけど、2人の音は全然それがない。

デュメイの友人らしく、舞台でデュオの演奏みたいに目線合わせたりしてコセさんは凄く楽しそうに演奏してた。「なんだ、おまえ今日はヴァイオリンじゃなくて指揮棒かよ」なんて話してるみたいw

時々、棒振りに必死になるデュメイを見つめたり、相手してくれないから観客に向かって弾いとくわって感じだったり自由奔放な演奏w

第2楽章の同じ旋律繰り返すところは永遠に聴いていたいくらい飽きが来ない。

第3楽章のピッコロ、ダブルタンギング格好良かったし軽快な音で楽しい気分になる。

木管は、いつも通り素晴らしくて金管がドッシリ安定してて良かった。特にホルンの安定感が良くて、いつも最低一カ所くらい怪しいところあるけど今日は全くなかった。客演首席のジョナサン・ハミルさん東京交響楽団の人みたいだけど上手いな-。関西フィルに来て欲しいw

クラリネットは、なんか短いなと思ったらC管指定らしい。終演後ロビーに梅本さん吉田さんが居たので話してみると教えてくれた。

本当に名演のベルリオーズだった。凄すぎて笑いがこみ上げてきたし感動したから手が痛くなるくらい拍手したもん。他の人も結構盛大な拍手してたから良い感想持つ人多いんじゃないかなって思った。

ソリストのアンコールはバッハ。ヴィオラ一つでオルガンかっ!ってくらい荘厳で協会に居るような響きを作るコセさんの音!思わず成仏してしまいそうだったw

デュメイもオーケストラも含めてみんな目が釘付け。特にヴィオラ奏者たちの食いつき方凄かった。

オケのアンコールは、いつもの奴w飛び入りで?コセさんが首席奏者になって演奏してて面白かった。

コセさんまた関西フィルに絶対呼んで欲しい。今日は副題が「フレンチ・コネクション」だったけどデュメイのコネに今後も期待。

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今日はチケット代2倍くらい払わないといけない名演。ブラボー!!

満員だったらもっと良かったのに。やっぱりゴールデンウィークにクラシック聴きに来るような人は、色んな公演あるだろうから分散しちゃったんだろうか。絶対聴くべき演奏だったのになー。

関西フィルのフランス物ってかなり良いと思う。音楽監督もフランス人だしフランス音楽中心のプログラム組んで欲しいな。ベートーヴェンとかシューマンより絶対合ってる。

関西でフランス音楽聴くなら関西フィルだよねってくらいフランス音楽に強いオケになったらいいなって妄想しちゃう。

眠気や目が覚めるというより脳が醒める感じがした!

バイオリンとビオラのための作品集

バイオリンとビオラのための作品集

 

 調べたらコセさんロシア音楽のCD出してた!日本人のソリストの時みたいに会場でCD売ってくれたら良かったのに。