住宅街の中の山小屋

やけくそだけどなげやりじゃない。のんびり流されるままゆらゆら。

2014/03/21関西フィルハーモニー管弦楽団 大阪市中央公会堂 特別演奏会 「古典の真髄」 感想

大阪市中央公会堂は一昨年だったかに古本市で行ったことがあるだけ。

水の都の古本展 | 大阪古書研究会

古本「展」って言葉の通り価値の高い古本を多めに展示販売するって感じの古本市だったので今年は行かなかった。安い本も置いてあったけど自分の好みのジャンルは無かった。

コンサート出来るホールあるなんて知らず。立派な建物なんで写真撮ろうと思ったけどデジカメも携帯も忘れたから写真無し・・・。出かける前に寒いから違う服にしようと思って着替えたらポケットに入ってた携帯そのままにして忘れてしまった!

[プログラム]

ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲
 Carl Maria von Weber:“Der Freischütz” Overture

◆ボッテジーニ:コントラバス協奏曲第2番 ロ短調
 Giovanni Bottesini:Double Bass Concerto No.2 B minor

メンデルスゾーン交響曲第3番 イ短調 作品56 「スコットランド
 Felix Mendelssohn Bartholdy:Symphony No.3 A minor Op.56 “Scottish”

関西フィルハーモニー管弦楽団 - 大阪市中央公会堂 特別演奏会

より引用)

確か第九演奏会に遅刻したときに気分を慰めるためにチケット買った公演。メンデルスゾーン交響曲第3番が聴けるんだと楽しみにしていた。コントラバス協奏曲なんて渋い曲も聴けるし。

中央公会堂のホール初めて入ったけど、ホントにヨーロッパのホールみたいでビックリした。1918年完成と書いてあるからもうすぐ100歳の建物!コンサートやオペラなどに使われてたらしい。大正デモクラシーなんて習ったけどその時代か。

大阪市中央公会堂

一階席の真ん中当たりだったんだけど、舞台がせり上がってて客席はかなりなだらかな作りになってるので手前の弦楽器奏者しか見えない。木管前列のフルートも見えないので結構ガッカリwクラリネット全然見えなかった。金管なんて見てるだけじゃ居るのかも分からないw

ここにコンサート聴きに来るときは管楽器奏者を見たかったら二階席の柱に邪魔されないところに行くしか無いんだなーって学習。

プレトークで藤岡幸夫さんが話してたけど柱があって見えないところは最初売ってなかったけど問い合わせが多いので急遽、柱があるよって話した上で販売したらしい。ヨーロッパなんかじゃ柱あっても構わず売るんだけど日本人は丁寧なんて話してた。

ロマン派の前期、中期、後期を並べたよって感じに曲目の解説と音響学に基づいて作られたホールとは違う優しい響きのするこんな素晴らしいヨーロッパ風のホール使わないなんて勿体ないってことで関西フィル&藤岡で使うようになったって話をしてくれた。

アレ?古典の真髄って副題は古典派の事じゃ無いんだって少し疑問wメンデルスゾーンってロマン派だよねー不思議って思ってたけど世間の解釈だとロマン派も古典なのかな。

一曲目は魔弾の射手の序曲。弦楽器も管楽器も揃った演奏であぁ関西フィル聴きに来たなーって思う。ホルンってこんな籠もった音だったかなって思ったけど梅本さんのクラリネットソロとか弦楽器が綺麗だった。

藤岡さんが話してたとおり音響学に基づいて作られたホールとは違う優しい響き確かにするなーって実感。もう響かないよー!!ってくらい空気を振動させる感じがしなくて常に空間に余裕がある感じがした。どれだけ大きい音でも受け止めますわよってホールが言ってるよう。100年前にこんなホール作ったなんて凄い。

2曲目はコントラバス協奏曲第2番。オケにクラリネットが無い変則編成なのがクラリネット好きとしては残念。ピアノ伴奏で良く演奏されるそうだ。


Giovanni Bottesini Concerto for Double Bass No 2 in B Minor - YouTube

ボッテジーニはヴァイオリンの天才だったけどミラノ音楽院の奨学金の枠がコントラバスファゴットだけだったので転向して数週間で合格したらしい。ブラームスとほぼ同じ時代の人。とにかくコントラバス界の英雄っぽい。

ジョヴァンニ・ボッテジーニ - Wikipedia

ソリスト読売日本交響楽団の石川滋さん。狭い舞台でコントラバス提げて一番前に出てくるの大変そうだった。プレトークで藤岡さんがチェロみたいな音出すんですよ!!って言ってたけど最初の数音で納得!

コントラバスって縁の下の力持ちとか脇役のイメージだけど独奏楽器としてこんなに魅力的なんだなーって教えてくれた。高音はヴァイオリンみたいだし、何でも出来る奴だったの知らなかったよ!

超絶技巧的なことも出来るよーっていう第一楽章、第三楽章は面白いし第二楽章の優しく歌う緩徐楽章は心地よすぎて寝そうになったw

アンコールはカザルスの鳥の歌

コントラバス協奏曲、ピアノやヴァイオリンほどの地位は難しいだろうけど管楽器の協奏曲くらいの頻度で演奏されても良いんじゃって思ったな。チューバ協奏曲とか考えたら管楽器の中でも格差あるけど。

自分のアンテナの感度が悪いだけかも知れないけど、その辺の演奏会でコントラバス協奏曲やります!って見たこと無い。魅力的な楽器なのに勿体ないな-。近くに座ってたおばさまたちも「コントラバスってええんやね~!」って言ってた。

3曲目は本丸メンデルスゾーン交響曲第3番!

第一楽章は大人しめの入り方で藤岡節炸裂の予感。厳しく張り詰めたようなところもあったけど全体的にロマンチックな感じだった。

冒頭の旋律でスコットランドに連れてかれちゃうメンデルスゾーンの魔力!大阪に居るのに周りの景色はスコットランドの草原に。関西フィルの弦楽器ってこんなに凄かったっけって思うくらい良かった。

第二楽章はクラリネットの楽章と言っても良い!軽快で歯切れの良い旋律に惚れ惚れ。伸ばすところもどこまでも伸びていくよう!心の中で梅本さんブラボー!オーボエもハッキリ明瞭な音色で目立ってた。


Mendelssohn: Sinfonia Scozzese, clarinet excerpt - YouTube

コッラド・ジフレディの抜粋がyoutubeにある。これは凄すぎるけど、これに近い演奏だった。

第三楽章は一転して物憂げな感じだけどこれがスコットランドっぽい。最初の一音ほんのちょっとズレた。それぞれのパートで同時に鳴らすの凄い難しいんだろうけどプロオケなんだからやってほしかった。アレッて思ったのこことホルンの発音が不明瞭な感じだった一カ所だけ。それもいちゃもんと言って良いくらいホントに些細な物。(書かなければ良いんだけど賞賛一辺倒ってなんだかなって・・・)

弦楽器が素晴らしくて涙出そうになるね。疲れも吹き飛ぶ美しさ。

第四楽章は藤岡幸夫らしく後半に向けて一気に盛り上がって駆け抜けていく藤岡節でホントに素晴らしいメンデルスゾーンだった。最終楽章の後半に大きな山を設定してそこに向かっていく感じでスカッとする演奏だった。藤岡さん違う演奏の仕方もするけど、特別演奏会とか普段来ないお客が来るような演奏会ではこういう手法が多い気がする。

アンコールはエルガーの何だっけ忘れた!いつもやってる奴なんだけどな。愛の挨拶だっけ。

2014年自分の中で基準となる名演奏だったなー。関西フィルが在阪オケの中で劣る方なんて言う人もいるけど、コレ聞いたらそんなこと言えないんじゃ無いかなーって思う。明らかなミス一切無いし、音色も綺麗な良いオーケストラ。

帰りにレストラン入ろうかなーっとブラブラしてたら丁度、クラリネット奏者の吉田悠人さんが出てきたところでビックリ!少しお話できてヤッフー!

レストラン中之島倶楽部は人いっぱいだったからまた今度にした。高そうだし!

メンデルスゾーン:交響曲全集

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 ドイツ音楽あんまり好きじゃ無いけどメンデルスゾーンクラリネット綺麗に使ってくれるので好き。

メンデルスゾーン:コンツェルトシュテュック~2本のクラリネットのための作品集

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