第3回梅田クラリネット祭 第3部 感想
(梅田クラリネット祭 | Facebookより引用)
第3回梅田クラリネット祭 第1部 第2部 感想 - 住宅街の中の山小屋
の続き。
第2部と第3部の休憩が30分間あったので咽渇いたのと外の空気が吸いたいからってことでいったん外に。
自販機、自販機~♪と歩いてるとすぐ見つかってお茶を購入。(生茶増量中だったから綾鷹派だけど生茶)
会場のドルチェ楽器のすぐ横にすき家と天丼屋があってそういえば折角梅田に出てきたのに何も食べてない!ハラヘッタ!って事でどっちか迷うもすき家。(家の近所にすき家あるのにね・・・)
カカカーっと牛丼を駆け込んで会場に「帰宅」!
(Melcet♪ Melcetのブログ)
第3部、最初はクラリネット四重奏のMelcetだなーと思ってると、なぜか急に鼻血が出てきた!!あわあわとしながらティッシュを詰めて何とか対処wすぐ気づいたのでどこにも垂らさずに済んだのが幸い。良く鼻血出す人間なんで慣れてる。
そうやって一人で慌てていると第3部開演。鼻にティッシュ詰めたまま聴くクラシックw
最初はタンゴの歴史。第2部の最後はモーツァルトだったりメンデルスゾーンとドイツ音楽だったけど一気にアルゼンチンへ!1stにエスクラが入ってて、これだけたくさん聴いたのに今日初めてのエスクラで新鮮。
奏者全員女性でみんな柔らかくて優しい女性らしい音色。この雰囲気は男性4人だと作れないなーなんて思ってた。(鼻にティッシュ詰めながら)
2曲目はジャズ。とても楽しそうに演奏してて見てるだけでも楽しくなる。学生聴いた時のような、あぁ緊張してはるな!って感じが全くしなかった。(鼻血止まった)
最後はスーパーマリオの曲。演奏前にマリオ、ルイージの帽子かぶったりして軽い変装してて笑いがw
Taiwan Philharmonic (NSO) - "The Power of Sheng" w. Super Mario 超級瑪莉 - YouTube
(この動画は中国伝統楽器の演奏で0:20付近から)
クラリネットでもコインの音ちゃんと再現されてて笑いありの楽しい雰囲気。4人で1つ!って感じが凄いある団体だった。
2組目は鈴木孝紀デュオ。ジャズクラリネットとギターの組み合わせ。
もう出てきた瞬間ビックリのイケメン二人。めちゃモテクラリネットとはこの人のことじゃないか!!っとなる。
聴いた瞬間ジャズとわかるジャズクラリネットの音でクラシック系の音続きだったので分かりやす過ぎるくらい音色が違う。有名な北村英治さんとかみんなそうだけどジャズ奏者の音って色気があって渋くて格好いい。
曲目はフランスのジャズをやってたみたいで知らない曲だったけど音色が面白いから長時間クラリネット聴いた後でも聴いてられる。アドリブもめっちゃ格好いいし、格好いい物の塊みたいな人だった。この人達に声かけられたらホイホイついて行っちゃうね!モテはるだろうなー!
高橋さんは今日初のエーラー式吹き(ドイツ管)。モーツァルトの時代から続く伝統の素朴な音が好きでエーラー式を吹いてると言っていた。カール・ライスターとかドイツのオケの人の音色にあこがれて好きな人はたくさん居るだろうけど実際運指が違うので吹く人は少ない。司会の吉田佐和子さんに島田香さんに関西フィルに良くバスクラ等で客演する福井聡さんを加えて四重奏。
福井さんは「さとし」じゃなくて「あきら」だそうでずっと間違えたまま覚えていた。
最初は高橋さんと吉田さんのプーランクの2本のクラリネットのためのソナタ。エーラー式の芯のあるハッキリした真っ直ぐな音が良い。でも吉田佐和子さんの全く力の入ってない吹き方に見とれてしまった。天井からストラップで楽器をつり下げてるように軽々と吹いてて指も豆腐を触るように柔らかいタッチしてた。脱力とはこのことか-!っと思うような吹き方。
力抜けてるからキーノイズのカチャカチャした音全くしない。
次の曲は島田さんが入って3人。吉田さん司会もしながら演奏しての超人的な活躍!
島田さんの音色は、ぼわっと柔らかい華やかな音色でこの日聴いた中で印象に残る音を出す人。エーラー式の高橋さんに吉田さんの吹き方に島田さんの音色にと目も耳も忙しいw
最後にウールのディベルティメントを福井さんが入って。福井さんの重厚でパワフルでこの日のバスクラの中で一番力強くて格好良かった。曲の最後に決まったぜい!って感じの吉田さんの笑顔も印象的だった。
第3部、最後は関西クラリネットアンサンブル。関西クラリネットソサエティのメンバーがバセットホルン三重奏。
バセットホルン三重奏は初めて聴く。調べてみるとたまにはこの編成で演奏されるみたい。偶然にも同じ3月2日に名古屋でもバセットホルン三重奏があったみたい。
A管でもないしバスクラまでも行かない中間の不思議な音色。この変になると5時間くらいじっと座って聴いてるのでお尻がめっちゃ痛い!お尻疲れた!
名手3人だけあってさすがの演奏。大先生の岩井秀昭さん以前にも聴いたことあるんだけど年齢を感じさせない若々しい音で驚く。
最後は客も混じってのクラリネット大合奏。鈴木孝紀さんのアドリブめっちゃ格好良かったなー。自分はへなちょこすぎるので楽器持って行かず。
全部聴いてみるとプロも結構リードミスする。難しい曲やってるのもあるだろうけどプロオケでリードミス聴いたことないからそれくらいの精度でみんな演奏するのかと思ってた。もちろん全体を台無しにするほどのミスの仕方する人は居なかったけど意外。
ミスしたくてしてる人は居ないのは分かってるけどやっぱり残念に思っちゃう。全体として素晴らしくてもあのミスが無ければもっと素晴らしかったってなるし。
息の音とキーノイズもやっぱり雑音だと再確認。クラリネットだから仕方ないなんて言わないで欲しいな。雑音しない人が確かに居る。
クラリネットってオーケストラ、吹奏楽やCDで聴くと良い音だけど室内楽を生で聴くと雑味が多い音するよねなんて思われるのはクラリネット好きとして悲しい。
楽器はやっぱりクランポンが圧倒的に多くて次にヤマハだったと思う。セルマー吹き居たのかも知れないけど分からなかった。リガフォンの金属リガチャー使ってる人多かった。
(楽器堂より引用。http://www.gakkido.jp/Wind-instrument/ligature/clarinet-Ligaphone.html#gakkido)
ウッドストーンとか違う奴だったかも知れないけど横側がこんな風に穴が空いてる形状にリガチャー流行ってるみたいだった。
釜山クラリネットのカン・ビョンオクさん(たぶん)とジャズの鈴木孝紀さんと島田香さんが印象に残る音だった。釜山からまた来てくれれば良いなーもう二度と聴く機会無いかも。日本人二人はどこかでチラシ見つけたら聴きに行こう。
文句が多い人間なんで残念に思った部分もあったけど休憩も入れて6時間クラリネットでお腹いっぱいになる楽しい演奏会だったなー!!お尻痛い!
来年またあるみたいなんで楽しみ。
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