ピアノのレッスン13
みしみしときしむ体をコタツで温めて指慣らしをしてから出発。バーナム教本5巻のペダルの出てくる曲が面白くてそっちばかりやっていて4巻の復習がおろそかになっていて大丈夫かな?と思いながら指慣らししたけど意外と手が覚えていた。
何度も繰り返すのは馬鹿だって言う人も居るけど大ピアニストのリヒテルだって100回以上繰り返して練習する小節があったとネイガウスのピアノ演奏芸術に書いてあった。ネイガウスの表現で言うと「筋肉の記憶」。反復を馬鹿にする人もよく読んでみると昔はやっていた的なこと書いてあったりする。反復反省修正、反復反省修正、反復反省修正って練習パターンの効果を少し実感。
前にやり直しだったところを弾いたんだけど移動中に手が冷えて動きが鈍い。左手の動かなさに目を背けたくなるも、暖かくなって下手なりに弾けて合格。
いつも思うけど、どこまで出来れば合格を出すのかって教える側からしたら凄い難しい問題だと思う。特に初心者。この人が今の段階でどこまで出来るのか?これを言うべきか言わないべきか?出来てないとはね除けてまたやり直しさせるのかってのは長年の指導経験から導き出されてるんだろうけど、直感的なもんでもあるんだろうと思う。
思い込みで音を間違えてたりするところやこうしたほうが曲面白くなるよって教えて貰った。相変わらずスタッカートをもっと軽くと言われ続けている。
今日一番発見だったのは音符が書いてあるところで音を鳴らせば良いのでは無い。手の動きも流れるようにトランポリンで跳ねながら移動しているようにしないと音楽の流れが切れてしまうって所。クラリネットだとポジション移動ってなくて指を上げる下ろすだからそういう音楽の流れを感じる手の動きってのは意識したこと無かった。もちろんクラリネットも指でリズムを感じるって部分だったりで音楽の流れを感じる動きはあるけどピアノは性質が違う動きで面白い。
今までは死人みたいに寝転んでる奴がいきなりムクッと起き上がって斬りかかってくるみたいな動きだったと思う。敵中突破だ!バシュバシュ!って感じで流れるように。流れが大事。
手の流れの話をするタイミングが今日だったんだろうなー。一気に詰め込まずに一つ一つ小出しにして教えてくれる。
今は離れて弾いてと言われているので鍵盤までは結構離れた感じの位置で右手で左側の鍵盤を弾くとき手首が曲がって弾きにくい(当然逆の動きも)というと足を使って体を動かして弾けと教えてくれた。だから浅く腰掛けないといけないと。
イリーナ・メジューエワの公開講座で見た音大生は中くらいに腰掛けてたよというとそれは弾けないでしょーなんて言っていた。色んな弾き方があって何が正しいか、標準かはわからないけど手首を曲げるのを回避するために浅く腰掛け足を使って体を少し移動するってのは納得なのでやってみる。
一歩ずつ一歩ずつ。
[HD] 仲道郁代 英雄ポロネーズ Chopin Heroic Polonaise Op. 53 - YouTube
ピアノ歴1年で英雄ポロネーズ弾いたなんてネットに書いてあったりするけど凄いなぁ。今、5ヶ月目くらい。あと約半年でこれ弾くなんてとても無理。

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