住宅街の中の山小屋

やけくそだけどなげやりじゃない。のんびり流されるままゆらゆら。

関西フィルハーモニー管弦楽団 いずみホールシリーズ第32回 ロシアン・センチメンタル

今日はいずみホール。デュメイのチャイコフスキー5番が聴けるから楽しみにしていた。

関西フィルHPよりプログラム引用。

[プログラム] 

グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲 Mikhail Ivanovich Glinka : “Ruslan and Lyudmila” Overture

グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 作品82 (ヴァイオリン独奏:エステル・ユー) Alexander Konstantinovich Glazunov : Violin Concerto A minor Op.82 (Violin Solo : Esther Yoo)

チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 作品64 Peter Ilyich Tchaikovsky : Symphony No.5 E minor Op.64

紅葉してる。今日は少し暖かい気温でラッキー。

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いずみホールに来るときはいつも来るラーメン屋でラーメンを食べた。結構脂っこいラーメンを頼んでしまって少し後悔w 松下IMPビルの一階にあります。(他に良い店知らないだけ)f:id:sutannex:20131116222329j:plain

 もうちょっと賑やかな感じになったら良いのにっていつも思う京橋方面からいずみホールへの道。

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(右はモーツァルトシリーズのチラシ。ラヴェルシリーズやってよ!)

チケット渡して入り口抜けると団員さんが数名挨拶していた。クラリネットパートの梅本貴子さん吉田悠人さんが居たので一気にテンションが上がって

「ちゃ、ちゃ、ちゃ、チャイコフスキーの冒頭楽しみにしてますっ!」と挙動不審になりながら一言お話した。前にお話したの覚えてくれてるみたいだったのでさらに感激。

格好いいおじさまおばさまたちが洒落た飲み物を飲んでるホワイエを抜けて座席へ。席は思ったより後ろだなーなんて思った。(自分で座席表見て選んで買ったのにw)

梅本さん綺麗だったなーなんてほうけているとあっという間に開演。このプログラムなら完売やろ!って思ってたけど八割、九割の入りで少し残念。やっぱり日本人はドイツ、ウィーンの作曲家が好きなんだろうか。ロシア音楽最高なのに。

コンサートマスターは知らない人だった。有村昆みたいな顔の人。

最初はグリンカの歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲、関西フィルのブログに書いていたように期待を裏切らない快速テンポ!ぎゅいぎゅいぎゅーいーん!っと気分の良くデュメイが運転してくれる。弦楽器から火花が出るんじゃ無いかってくらいの勢いで切れ味凄い。音波でほっぺが切れちゃうよ!ってくらい鋭かった。

超一流のヴァイオリニストが指揮するだけに乱れも無く綺麗に進んでいく。公演の度に弦楽器がレベルアップしているように感じる。

二曲目はグラズノフのヴァイオリン協奏曲。これは何回も予習したんだけどよくわからない。9分過ぎくらいから少し面白くなってくるけどやっぱり今の自分にはヴァイオリン、ヴィオラの協奏曲は合わないようだ。

独奏ヴァイオリン、ヴィオラが悲しいことによくわからない。一つ音域下がったチェロからは凄い面白いんだけどなー。第251回定期のドヴォルザークのチェロ協奏曲大好きだし。(クラリネットも活躍するからね!)

ソリストはエステル・ユー。韓国出身かと思ったらアメリカ人らしい。デュメイの弟子で2012年エリザベート王妃国際コンクールで第4位に入賞だそうだ。

遠くだったのではっきりとは見えなかったけどキムヨナと同じような系統の顔だった。(好みじゃ無い・・・)

演奏は女性らしい優しい音色で丁寧に歌い上げるって印象受けた。先日の関西フィル定期でデュメイのバッハで衝撃を受けすぎたせいかなんかハッキリしないなっと思ってしまう。あの男らしい力強いハッキリとした発音が忘れられない。

ヴァイオリン協奏曲なのにクラリネットばっかり聴いてた。ハープも綺麗だったな。途中でソリストがハープと合うように弦を指ではじくところ琴みたいな音で良かった。あっミスったなってところが当たり前のように無いのが凄い。CDのように正確。

アンコールでエルガーの愛の挨拶弾いてくれた。これは藤岡幸夫さんが奈良定期のアンコールでよくやる奴だ。でもロシアン・センチメンタルってサブタイトルなんだからラフマニノフのヴォカリーズとかやってくれよな!!!

最後はお楽しみのチャイコフスキー交響曲第5番。第1楽章冒頭のクラリネットから第2楽章のホルン、第3楽章の弦楽器、第4楽章盛り上がり全てが美しくて好きな交響曲三本の指に入る。夜中にうっかり再生すると42分くらい吸い取られる恐ろしい曲だw

デュメイが振った瞬間に地獄からわいてきたような重苦しいクラリネットの音色が響く。梅本さん吉田さんコンビ最高だ!冒頭なのにもうニヤニヤしてしまった。ホール全体に響くクラリネットの旋律最高。

弦楽器も雷鳴ような鋭さで気づくと舞台の上に真っ黒の積乱雲が漂ってきた。雨粒が落ちてきてホールは大嵐、お客は全員びしゃびしゃなのに演奏が素晴らしいから誰も帰らない!通路が浸水して川のようになってきてるのに関西フィルも演奏を辞めない!嵐の中で演奏会をやってるんじゃないかと思わせるような響き。前のおじさんも終わった後「凄い・・・」と呟いていた。会場全員がそう思ったと思う。

第2楽章は一転して天国のようなホルンとオーボエの掛け合い関西フィルオーボエってこんな音色だったかな?って思ったけど定期演奏会以外はメンバー表が無いのでわからなかった。この前の定期から新加入のオーボエ奏者なそうなのでその人かも。最後の梅本さんの音色が美しすぎて天国行きそうになったw

第3楽章は弦の上を飛び回る妖精がたくさん出てきてポンポンポンっと気まぐれに動いてる感じがした。ここまで時々ブルックナー休止のようにピタッとデュメイが間を開けるんだけど余計な事するなって感じじゃ無くてこういう解釈も面白いなと思わせるからデュメイ流石。フランス人指揮者じゃなくてデュメイ星人が現れたけどホール全体がデュメイ星になってしまったので全く問題なかったw

第4楽章はもう楽器から火の玉が出てくるような、隕石が大気圏で燃えながらも突撃してくるというか鉄砲と矢の雨の中でも突撃を辞めない武田騎馬軍団みたいにもうアホかー!やめろー!!思っちゃうくらい真っ直ぐ突き進むwやりすぎが心地良いぞ~!

弦楽器は一回弓を引くだけで弦が切れちゃうよ!ってくらい力強いし金管は音の鉄球を振らせてくる!あれだけ吹き込んでも音が割れないって凄い。

自分の中の器から感激、興奮が溢れてちょっと苦しくなるくらい感動した。今年の4月に奈良定期でもチャイコフスキー5番やったけど、当然ソレを超えるし今までのコンサートで一番面白かった。フライングブラボー拍手も無かったし1万円でも安いくらいの演奏だった。

第1楽章のホルンでありゃってのがあったくらいで後は完璧だ。もし関西名演奏賞ってのがあったら確実に受賞!ホルンが完璧だったら日本名演賞だ!鳴り止まない拍手と楽団員の笑顔が物語っていた。近くに座ってたコンサート百戦錬磨っぽいおじさまたちも凄い凄いって言ってたし!

最近元気なかったんだけど脳みそが音楽の注射で復活したようで元気になった。

帰りに梅本さん吉田さんが居たのでまたお話しました。楽器の仕掛け少し教えて貰いました。

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掲載許可貰いました。(ぶれてるやん・・・!)

ビゼーのアダージェット何回する気なんだろうw関西フィルの弦楽器は凄いぞってアピールしてるようにも思えてきた。

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Tchaikovsky Symphony No.5 Mravinsky 1983 - YouTube

今日は決定盤と言われるムラヴィンスキーにも匹敵するような引き締まった演奏でした。ブラボー!

 家に帰ってクラリネット吹いたら名演奏聴いたおかげかびっくるするくらい指が回りました。関西フィルのおかげ。

(1時04分追記)

関西フィルハーモニー管弦楽団 いずみホールシリーズ第32回 ロシアン・センチメンタル 感想まとめ - NAVER まとめ http://matome.naver.jp/odai/2138461668710760801

チャイコフスキー:交響曲第4-6番

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伝記 世界の作曲家(7)チャイコフスキー―19世紀ロシアの代表的作曲家

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