住宅街の中の山小屋

やけくそだけどなげやりじゃない。のんびり流されるままゆらゆら。

ESA音楽院の学生リサイタル4/4行ってきた。

入り口は相変わらず暗い!

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プログラム


Schubert Sonata D821 T. Tsutsumi , H. Nakamura ... 

(これ1988年の演奏で自分が生まれる1年前。生まれる前の演奏って不思議な感覚になる。自分が存在する前から世界は動いてるんだみたいな。)

 

シューベルトのアルページョソナタはチェロの演奏で聴いたことがあったけどバスクラリネットは初めて。

今日はピンを立てて演奏していた。今まで見たバスクラリネットは座奏かストラップで背負ってたので新鮮。チェロとか弓で弾くのよりバスクラで吹く方がかなり難しい曲になってるなと思った。息がきつそうで少しかすれたりピーって鳴ったり震えたり。でも低音で歌うフレーズの時はバスクラならではの心地よい響きで面白かった。

フィンジの5つバガテルは慣れてる並クラだから?か別人のような良い響きで第1楽章は牧場の景色が見えて第2楽章はベッドで話してる親子、明日水族館に連れて言ってもらうんだっと楽しみにしてる小さい男の子とお父さんが見えた。第4楽章は楽しそうでのびのび吹いてる感じで自分も一番好きなのが第4楽章だから来て良かったなーって。第5楽章は指がよく動いてて凄い教えて欲しいw第3楽章もやって欲しかったな。

吉本さんアンブシュアは上も下も中くらいで楽器は金色のリガチャー(ボナードの逆締め?)と堅いリードにフェスティバルかなー?芯のある力強い音でモーゼの十戒で海割れるシーンみたいに椅子と椅子の間の通路を音がズバーっとまっすぐ突き進んでた。少し息の音混じってるのだけが気になった。

ピアノ山内さんは優しい柔らかい音色でフォーレの夜想曲とか弾いてるの聴いてみたい。

前回ESA行ったときと違って他の階とかでの楽器練習の音が全くなくて改善されててビックリ。ピアノの音も前よりよく聞こえたような。

休憩の後は吉岡優さん超重量級の3曲並べたプログラムでプロでもこんな並べ方したらへたっちゃうんじゃ!?っていうような並び。

でも最初の音聴いた瞬間凄いなと思った。サンサーンスを30秒ぐらい吹いたところで会場の空気が吉岡さんのクラリネットに支配されてた。第3楽章の低音が続く重苦しいところがめっちゃ良くて低音が前はもちろん、右と左からも壁に跳ね返って聞こえてきた。半分暗譜って感じでほとんど目をつぶって演奏してたのも印象的。

メサジェのソロドコンクールも最初は凄かったんだけど難しいフレーズ?で指が滑ってたが残念。でも休符をちゃんと吹いてるというか音楽の流れが切れて無くてこの人凄いなって思った。

最後のポケットサイズソナタも強弱しっかりついてるし表情豊かに歌ってて勉強になった。スケルツォのおどけた感じ楽しかった。

ピアノの松川さんは前回の伴奏も聴いたんだけどやっぱり重く暗い感じがする。良い例えじゃ無いのは承知なんだけどお葬式に出た後の悲しい気分でピアノ伴奏に飛んできましたって感じ。それがサンサーンスの第3楽章と凄い合ってて良かった。暗い音の方が好きなんでまた聴きたい。ラヴェルクープランの墓のフーガとか悲しい雰囲気のピアノ曲弾いて欲しいな。

吉岡さんは口が浅くてDcoreバレルにオプティマム?で堅めのリードに見えた楽器はわからなかった。音色は芯は、ほどほどで豊かに広がっていく明るい色だった。譜めくり名人でめっちゃ素早くめくってて音色と関係無いところで感心してしまったw

ESAで吹いてる人ってかたいリードにDcoreバレルでめっちゃ力強いんだけど息の音がする人が多い気がする(吉本さんはDcoreじゃなかったけど)。

習ってる先生は息の音が嫌いで薄いリードをしっかり鳴らそうって人なので正反対だなーなんて思いながら聴いてた。好みかな?

ピアノと合わせるコツというか雰囲気というか新しい考えの種になって面白かった。

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会場入る前にESA音楽院の道路挟んでで向かい側にあるおそば屋さん行ったんだけど凄いおいしかった。(ちょっと値が張ったけど!)

BGMにモーツァルトクラリネット協奏曲が流れてて大将良い趣味してるぅ!!(フランス人っぽい音色だった)

 

Sonates Pour Clarinette Et Pia

Sonates Pour Clarinette Et Pia

 

 メサジェのソロドコンクールはジュリアン・ブリスが13歳くらいの時に録音した奴が一番好きです。冒頭の伸びやかな音とキラキラした音に完璧な技術で。