住宅街の中の山小屋

やけくそだけどなげやりじゃない。のんびり流されるままゆらゆら。

関西フィルハーモニー管弦楽団 第251定期演奏会 リハと本番

友の会特典のリハーサル見学があるのでいつもより早めにシンフォニーホールに到着。まだ明るい。

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肌寒いくらいなのにペラペラの服で言ったから寒かった!

開場前の会場はプログラムとチラシを手分けして重ねてたり受付の人たちが集合して打ち合わせしてたりと当然ながらいつもと違う。少し慌ただしい。でも1つ上がって扉一つ向こうはホールって場所に来るとシーンとした神聖な空気が漂っていた。


Jacqueline du Pré "Cello Concerto " Dvorak (1 ...

リハ見学はドヴォルザークのチェロ協奏曲だけ。それでも十分1時間半見られた。見学するのはこの前の大阪交響楽団のリハ以来で二回目。指揮者が違えば当然雰囲気も変わる。当日と前日って違いもある。ロンドン交響曲の練習が終わってホールに入場するも許された席は後ろから5つ以内の場所。藤岡さんの声聞こえるかな?って思ったけどホールの音響とよく通るイケメンボイスのおかげで聞こえた。殆ど通して演奏したから2回聞けてめっちゃお得気分。入ってすぐいったん休憩みたいで色んな楽器が気になるところを練習していてトロンボーンがチェロ協奏曲の第1主題を何度も吹いていたりチェロ奏者たちが自分たちの準備をしつつもソリストが弾いてる音に耳を傾けてたり。演奏前に友の会の皆さんです~パチパチってやって小声でソリストのチェロ奏者パヴェル・ゴムツィアフに「our friends」って紹介してたのが印象的。細やかな気遣いってうれしいな。誰だろ?って顔してたゴムツィアフもニッコリ。

振り始めてすぐのクラリネットが第1主題吹くところ少しクラリネットの音量小さいなと思ったら藤岡さんが止めて音量バランス変えて的なことを言うと見事に綺麗な響きに。昔は指揮者って必要なの?なんて思ってたりしたけどリハーサル見学させたらそういう人減るんじゃ無いかな?当日だけあってどんどん進んでいくけど本番と違うのは指示の声がたまに飛ぶこと。大響の時はすぐ止めて指示→ありがとう→次って感じ。チェロがギュイイイイイイイインって上がってオケに受け渡すところを集中的に練習してた。楽章ごとに奏者たちの質問が入るんだけど楽譜を見てすぐ答えるところが凄い。家でどれだけ準備しているのか。長く共演してるだけあって奏者たちも遠慮無く疑問ぶつけてる雰囲気だった。木管、特にクラリネットへの注文が多くてチェロ協奏曲だけどで重要な役割なんだってわかるリハだった。すぐ修正する梅本さん格好いい!

その後、質問タイムがあったんだけど事前に考えてなかったから何も言えなくてもったいないことをした。ヴォーン・ウィリアムズは、ずっとやりたかったけどお客が入らないから名曲をやって満を持してやるんですと。イギリス音楽に対する情熱が伝わる。

リハ終わったらいったん会場あとにして腹ごしらえしてまた会場へ。

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(この電光掲示板毎回どうやって差し替えてるのかな?)

開演ぎりぎりになっても客入りがいつもより悪くてやっぱり曲目って集客にかなり影響するんだなと実感。いつも藤岡さんの時は満員なのにヴォーン・ウィリアムズって集客力ない。自分はドヴォルザークのチェロ協奏曲だけでも聴きたいって思うけどパワーが足りなかったのか。それでも開演前の指揮者トークでキャアキャア言ってるおばさまたちは居たw

本番はドヴォルザークのチェロ協奏曲からでリハのほうがよかったってことはなく綺麗な響き。やっぱり関西フィルが好き。第1楽章はチェロが主役なんだけどクラリネットの梅本さんの音色にうっとり。第2楽章は穏やかな展開で夢見てるようで少しウトウトして朝の半分起きてるような寝てるような微睡みに。第3楽章は悪魔が乗り移ったようなチェロ。

アンコールもやってくれて知らない曲だったけどこれまたチェロの知らない魅力を教えてくれた。


Ralph Vaughan Williams - Symphony Nº2 - 'A ...

2曲目のロンドン交響曲は学校のチャイムに使われてるメロディが出てくる。それ以外にもアレ?聴いたことあるぞってメロディがたくさん。実は映画音楽などにたくさんパクられていると開演前のトークで話してたのを思い出しながら聴いてた。

第1楽章はチャイムのメロディから爆発してお祭り騒ぎって感じ。クラリネットのソロがあって本当に木の音がして豊かに広がっていく梅本さんの音色凄いなーって。主流の輪郭はっきり芯のある明るい音色の反対を行くような音で教えて欲しいw

第2、第3楽章と弦楽器の綺麗なハーモニーとクラリネットに泣かされそうになった。

第4楽章でいつもの藤岡節かと思ってたけどガタガタ崩壊寸前!って感じじゃなくてイギリス留学してたしデビューもイギリスってのもあって違うアプローチ?英国紳士らしくかっこよく?な気がした。ディミヌエンドで終わっていく最後も一糸乱れぬ統率でよかった。

こういう展開になったら良いな!っていう方向に音が流れていく、音符が水みたいに自然に低いところに流れていくような感じでヴォーン・ウィリアムズ好きになったよ。

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V・ウィリアムズ:交響曲全集II ロンドン交響曲(交響曲第2番)&ヴァイオリン協奏曲

V・ウィリアムズ:交響曲全集II ロンドン交響曲(交響曲第2番)&ヴァイオリン協奏曲