フィルハーモニック・ウィンズ大阪 第15回定期演奏会
フィルハーモニック・ウィンズ大阪の定期演奏会行ってきた。チラシを貰ったのでプロの吹奏楽聴くきっかけになるなと。
まだまだ昼間は夏だ。帽子持ってくれば良かったと後悔するほど日差しが強い。
ビルのガラスに映る雲が綺麗。
大阪城ホールは祝日だから人が多かった。チケット求むみたいな看板持ってる人居たし今日も何かしらイベントあるんだろうなと思いながら橋を越えてビルの中の飲食店で腹ごしらえ。それからいずみホールへ。
今日の演目はこんな感じ。
吹奏楽は知らない作曲家ばかり。スパークとリードは見たことあるな程度。全く知らないプログラムだったので予習して行った。
客層がクラシックコンサートと全然違って吹奏楽部っぽい学生やら若い女性、中年女性で8割くらい女性だった気がする。やっぱり吹奏楽って女性の文化。昔、中学生の頃吹奏楽部入ろうかなと少し思ったけど女子ばっかりでめげてやめた記憶がある。中学生男子ってそんなことで気が変わったりするもんだと思うw
序曲「ポンテ・ロマーノ」始まった瞬間予想外の爆音で調子が悪くなってしまった。最近体調良かったから忘れてたけど大音量の音を聞くと調子が悪くなる。一つ一つの奏者の音は綺麗なのにドカンドカンとにかく大きい音を!フォルテッシモ!フォルテッシモ!って感じで演奏するので耳を澄まして聴くと言うより閉じて聞く感じになってしまった。学校の体育館とかで聴く時は演奏は学生だし響かない場所で気にしてなかったけど、その条件が逆転してプロで響く場所なだけにキツかった。楽しみに行ったのに7割耐えてた・・・。穏やかで歌うところで耳を澄ましたかったけど不意打ちの強奏が怖くて聴けない。
エクストリーム・メイク・オーバーの瓶を吹いてるところ予習で面白いなと思って詳しく考えてはなかったけどプログラムにガムランの響きを意識してるって書いてるの見てなるほど!っと合点いった。一音入魂って感じで瓶奏者さんたちが吹いてましたw冒頭のサックスがチャイコフスキーの弦楽四重奏の旋律を奏でるの綺麗だったなーそのままサックス四重奏で良いよ!!!ってくらい。
青い水平線は途中に木管が深海で静かに歌う感じの場面があってそこが良かったな。とにかく静かな合奏が好き。くじらの声をCDで使うのは反則じゃないの!?って思う。音楽ってその場にある音の出る物で勝負しないといけないでしょって思いがある。
宇宙の音楽はプログラムに書いてあった通りの筋書きが音に現れてるなーと思ったけどやっぱりドカンガシャンドンドン!っとやるので聴いてて疲れた。
このプログラム4曲って全部カツ丼だよ。4連続カツ丼用意しましたって感じする。
アンコールで優しいスープがやっと出てきた。
スパーク作曲「陽はまた昇る」知らない曲だったけど直感的にコレは穏やかな曲だと思ったのでコレは耳を澄ませました。夕日が沈む海を目の前にまた明日からガンバロウってメッセージをみんなで語り合ってる場面が目に浮かぶ。
P.スパーク/陽はまた昇る【ミューズ交響吹奏楽団】 - YouTube
最後の最後のアルセナールは、これぞ吹奏楽って響きで爆音響かせ続けるって感じじゃなかったので楽しく聞けた。
演奏者はこの爆音の中でウルサいと思わないんだろうか?ってホントに疑問に思った。クラリネット吹いてるくせに吹奏楽嫌いになりそうなんて哀れだ。また機会があったら違う吹奏楽聴きに行こう。
ワーグナー「葬送交響曲」プラッソン指揮ドレスデンPO - YouTube
ワーグナー嫌いだけどこれは好き。とっても穏やかで小川の横の道に並木があってその中を風が通り抜ける風景が見える。威厳を持った自信満々の響きが多いワーグナーだけどワーグナーの優しさがわかる。こんな曲聴きに行きたい。

- アーティスト: 時任康文,フィルハーモニック・ウインズ大阪(オオサカン)
- 出版社/メーカー: 有限会社 四つ葉印
- 発売日: 2013/04/18
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